倉敷市立川辺小学校災害復旧建築工事
発注者 | 倉敷市 |
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竣工年度 | 令和元年 |
工事場所 | 倉敷市真備町川辺地内 |
工事内容 | 災害復旧工事 |
コメント | 西日本豪雨災害における被害は想像を超えるものでしたが、工事着手にあたり、薗小学校の校庭に建てられた仮設校舎で過ごす児童たちが『早く川辺小学校に帰れる日を楽しみにしている』と先生方からお聞きし、自分の子供が被災した小学生だったらと思うと、通常の改修工事とは違った感覚を覚えました。 災害復旧工事ということで通常の改修工事とは違い、被災時直前の仕上げに戻すことが大前提であった為、洪水で浸かった水位より下部のみの施工で、外装の全面塗装はなく一部塗装と洗浄のみで、内部は床・壁の改修で天井は一部やり替えがあったものの殆ど施工をしない設計であったため、被災時の写真や図面を参考に施工を行いました。 一番苦労したことは通常工事には無い下地の洗浄・消毒工事で、泥や泥水を洗浄しても乾燥すると表面に浮上ってくる現象でした。 その現象が消えるまでに約1月半位の期間がかかり、入念に汚れを落とし、消毒するまでに至りました。二度とこのような災害が起きないことを祈りましょう。 |